例年なら、そろそろムラサキシジミが乱舞しているはず・・・
そう思い立ち、うだるような昨日とは違い、過ごしやすい気温の中、いそいそと山原に出かけてみました。

現地へ着き、ウキウキしながらポイントへ移動しましたが・・・ありゃりゃ、全然チョウの姿が見えません。
そこら中を探せども、ムラサキシジミどころか、他のチョウの影すら見られない始末。
やっとこさ淋しげに葉っぱに止まるムラサキシジミを見つけ、やれ有り難やと撮り始めました。


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【山原】 NIKON D7200 / TAMRON SP 90mm  F/2.8 Di MACRO VC USD / F11・1/200 / ISO1600 / 内蔵フラッシュ / RAW ※DX1.3クロップ


ところが、待てど暮らせど翅を広げてくれません。
私が見たいのは、茶色の翅の内側に隠れた神秘的な紫色。
アレを撮らなければ、ムラサキシジミを撮ったことにはなりませんもの。

こうなりゃ仕方がありません。
奥の手を使いますか。


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【山原】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / F8・1/250 / ISO1600 / SB-910 / RAW ※DX1.3クロップ


奥の手、と言っても大したことはありません。
マニュアル発光させていたフラッシュを、TTL発光に変えただけです。

マニュアル発光の場合は、発光量をTTLが決める必要が無いため、プリ発光がありません。
そのため、シャッタを押してから実際にシャッタが切れるまでの時間を、わずかながら短縮できるのです。
私の場合、調光がそれほど難しくない状況下では、マニュアル発光で撮る場合も多いのです。

何故、奥の手でTTL発光を使ったかと言うと、プリ発光に反応したチョウが、一瞬翅を広げることがあるからです。
ただし、毎回必ず翅を広げる訳では無く、また、個体差により全く反応しないチョウもいます。

ちなみに、この場合のチョウの反応は、驚いたからでは無く、単なる無意識の反応だと思います。
驚いたのなら、すぐに飛び立って逃げると思いますが、ほとんどのチョウがそうではないからです。
フラッシュで飛び立つチョウも中にはいますが、すぐにまた同じ場所に着地します。
また、私の体験では、吸蜜しているチョウは、いくらフラッシュを焚いても逃げません。

昆虫にフラッシュを焚くことは、生態系に悪影響を及ぼすと言う人もいますが、私はそうは思いません。

昆虫の目は、一般的には複眼です。
何故あんなにたくさんの目が必要かというと、一つひとつの目の機能が脆弱だからで、それほど感度は高くは無いと思います。
実際に昆虫を撮影していると、だいたい2メートル以内でのこちらの動きには敏感ですが、一度近づいてしまえば、かなり大胆に寄っても逃げません。
恐らく、近距離ではこちらが見えていないのでは無いかと思うのです。

また、光に対する感度にしたところで、フラッシュのような閃光によって目の機能に障害を受けるとは、到底思えません。
自然界には太陽の強烈な反射が至るところで見られます。
例えば水面。
あのキラキラと眩しい中を、トンボや蝶は平気で飛んでいます。

また、明るいところでフラッシュを焚いても、ほとんどの昆虫は無反応です。
今回のように、木陰などの薄暗いところでは、フラッシュ光に反応して飛び上がる子もいますけどね~。

昆虫の心配をするよりも、雑誌のモデルさんの網膜を心配した方がよろしいかと(笑)



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【山原】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / F5.6・1/1000 / ISO1600 / RAW ※DX1.3クロップ


今日は本当に巡り合わせが悪かったようで、チョウ以外の昆虫にもほとんど出会わず、淋しい限りでした。

こうなりゃ趣旨換えで、飛んでいるツバメでも撮ってみましょうかね~。


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【山原】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / F5.6・1/1000 / ISO1100 / RAW ※DX1.3クロップ


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【山原】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / F5.6・1/1000 / ISO1400 / RAW ※DX1.3クロップ


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【山原】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / F5.6・1/1000 / ISO1250 / RAW ※DX1.3クロップ


自分で驚いていますが、いずれもノートリ。
私のような素人が、簡単に飛んでいるツバメを撮ることが出来るようになったなんて、いやはや、カメラの技術の進歩は凄いですね。

まぁ、カメラの性能だけじゃ無く、ちょっとしたコツを掴んだ、ってこともあります。
コツって言ったって、AFエリアをAUTOにするだけなのが笑えますが(笑)

実は今まで、AUTOエリアなんて、ほとんど使ったことがありませんでした。
たまに青空バックで飛ぶトンボを撮る時などに使いましたが、基本的にどこへ当たるか分からないので、使うという発想すら無かったのです。

今回も水面バックなので、そこそこ捕捉率は高いはずですが、スズメが水面を跳ねる時に上がる水しぶきにAFが引っ張られないのが凄い!
やはりD500になって、かなりAF追従性能が上がっているようですね~!