いくら D500 のAFが優秀だったとしても、マクロ撮影ではMFで撮らざるを得ない状況が出てきます。
例えば花を撮る時に、合焦部のコントラストが低かったり、高倍率撮影で小さなシベにピントを合わせる場合とか、まぁ、マクロ撮影ではMFを避けて通ることはできません。

D500 のファインダは倍率が高く、まあまあ見やすい印象ですが、果たしてどの程度の見やすさなのか、オールドレンズを使って試してみました。
あまり時間が無かったので、ごくごく簡単に済ませちゃいました。


試したレンズは、M42マウントに改造したシュナイダークロイツナッハ の 50mm F3.5 で、KIPON製の補正レンズ付きアダプタを介しての撮影です。
このレンズ、50年以上前に製造された、マイクロフォーサーズレンズよりも口径が小さなレンズですが、驚くほど良く写るレンズです。
銀色に輝く精巧な容姿は、ガジェットボーイの心をくすぐりますが、なにせ口径が小さいため光を取り込む量が少なく、今どきのデジイチではMFが難しいレンズです。

40~60mm位の焦点距離のMFレンズは、ファインダ性能を試すにはもってこいです。
これ以下の広角レンズだと、被写界深度が深くなるため、ピントの山が全然わかりません。
また、これ以上の望遠レンズになると、撮影倍率が上がることによるピントの見やすさはありますが、手ブレによる構図ズレが目立つようになるため、ピントを外した原因がファインダの見にくさなのか、それとも構図がずれたせいなのかがわからなくなります。



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【草薙】 NIKON D500 / Schneider-Kreuznach Reomar f:3.5 50mm(M42改) / JPEG


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【草薙】 NIKON D500 / Schneider-Kreuznach Reomar f:3.5 50mm(M42改) / JPEG


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【葵区・駿府町】 NIKON D500 / Schneider-Kreuznach Reomar f:3.5 50mm(M42改) / JPEG


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【葵区・駿府町】 NIKON D500 / Schneider-Kreuznach Reomar f:3.5 50mm(M42改) / RAW


上の4枚は、全て開放絞りで撮りました。

う~ん・・・
見にくくはないのですが、見やすいと言い切れるかどうか、ちょっと微妙ですね。

ツツジの花のシベ(数ある花の中でも、一番コントラストが高く見やすいと思います)のように、被写体のコントラストが高いものだと、撮影距離が近ければ、かなりの確率で当たります。
距離が少し離れると、小さなシベに合わせるのが厳しくなるのは、MF 撮影の常ですね~。



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【駿府城公園】 NIKON D500 / Schneider-Kreuznach Reomar f:3.5 50mm(M42改) / RAW


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【駿府城公園】 NIKON D500 / Schneider-Kreuznach Reomar f:3.5 50mm(M42改) / JPEG ※DX1.3クロップ


上側の写真はF5.6付近、下側は開放絞りです。

このような離れた大きな被写体だと、慎重にピントリングを行ったり来たりさせることで、一応ピントの見当は付きます。
最初の4枚のように、最短撮影距離付近で開放絞りで撮るよりは被写界深度が深いため、ピントの歩留まりは高いです。


今回のように、50年以上前のオールドレンズを使う場合、レンズ自体の見え方による要素が大きいです。
最近のレンズを使えば、今回よりはピントの歩留まりが向上するのは間違い無いと思います。
それを考えると、マクロ撮影の不安はそれほど無いと言って宜しいでしょうね。


以前は α900、その後は D4 と、ファインダの見やすさに定評があるカメラを使ってきた私には、D500 のファインダは、不自由こそしないものの、感動を覚えるほどの見え方ではありません。

今までちょっと、楽しすぎでしたね~(笑)