私が今まで使ったことがあるDX用のレンズは、10.5mm魚眼の1本だけ。
海野和男先生を真似して、KENKOのx1.4テレコンを付け、D4で広角マクロとして使っていました。(DXクロップを使わないと、周りが少し蹴られますけどね)
ところが、どうしても魚眼の写りに馴染めず、今はもう手元にはありません。

D7200 や D500 を導入した今、やはり広角マクロ用に超広角レンズが欲しい・・・
魚眼は扱いが難しいので、20mmくらいの寄れる単焦点レンズが良いかな。
でも、どうせなら標準域もカバーできるズームの方が、使い出がありそうです。

で、安いヤツを見繕って買ってみました。
生涯2本目のTOKINAレンズ、12-28mm F4 です。

なんとなく、広角と言えばTOKINA、って言うか、広角以外はパッとしないTOKINA、って言うか(笑)、ちょっと微妙ではありますが、TOKINAオンラインショップで定番のアウトレット品が出ていたので、ろくに調べもせずに買ってみました。
まぁ、比較的新しいレンズだし、一応 PRO 銘が付いているので、写りが悪い、ってことはないでしょう、多分。



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【草薙】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 16mm / F4・1/320 / ISO100 / JPEG


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【草薙】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 28mm / F5.6・1/1250 / ISO100 / JPEG


12-28mmと言うと、フルサイズ換算では18-42mmになります。
望遠端が42mmと言うと、普段使いにはもう少し長めが欲しいところですが、そこはDX1.3クロップを使って、見かけ上とは言え55mmまで延ばすことができます。
42mmと55mmの差については、数値上それほど違うと感じませんが、このレンズ、撮影倍率がフルサイズ換算で0.3倍もあるんです。
DX1.3クロップを使えば、倍率は0.4倍!
この差は大きいですよ~。

今日一日しか使っていないため、写りについては良く分からない部分もありますが、とりあえず今のところの印象としては、解像度が非常に高いです。
広角端付近では、開放絞りの遠景でも、かなりシャープに写ります。
最短撮影距離付近も満足できる解像度で、非常に整った画が得られます。
さすがは広角レンズのTOKINA、ですね(笑)

ところが、望遠端の開放絞りだと、最短撮影距離付近が全然ダメ。
二度と使う気にはなれないレベルです。
距離がちょっと離れると、開放でもまぁまぁ。そして、1段絞ると結構良い。
こんな感じです。
まぁ、基本的に絞って使うつもりなので、それほど気にはしていません。


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【県立美術館】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 12mm / F10・1/320 / ISO200 / JPEG


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【県立美術館】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 12mm / F11・1/640 / ISO400 / JPEG


私は知りませんでしたが、「TOKINAブルー」って言葉があるんですってね。
ご覧の通り、オリンパスブルーとちょっと似てますが、確かに青空の色が綺麗です。
でも、今どきのレンズで、空の色が綺麗に出ないものがあったら教えて欲しいですね(笑)

この空の色ですが、このレンズの発色と関係がありそうです。

1番上の写真の花色を見ればお分かりかも知れませんが、このレンズはかなり赤色が鮮烈に出ます。
直射日光下で赤い花を撮ると、ビックリするくらい簡単に赤が飽和します。
花を撮る時は、要注意ですね。

そして、この特徴ある発色のお陰で、AUTOホワイトバランスがことごとく緑に振られます。
今日はVIVIDを大人しめにカスタマイズしたピクチャーコントロールを多用したので、余計に緑がくどくなってしまい、結構扱いづらかったです。



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【県立美術館】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 12mm / F5.6・1/60 / ISO400 / JPEG


広角端でも、あまりディストーションを感じません。
焦点距離の割に線が真っ直ぐと言う印象で、このことが使いやすさに繋がっています。
少なくとも10.5mm魚眼よりは、かなり持ち出す機会が増えそうです。


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【県立美術館】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 12mm / F8・1/80 / ISO200 / RAW


もちろん、構図次第で、超広角レンズの独特な描写も楽しめます。
この描写が楽しくて、しばらくはまりそうです。
飽きるのも早いんですけどね、私の場合(笑)



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【谷田】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 14mm / F8・1/100 / ISO100 / JPEG


このレンズのそもそもの目的は、昆虫相手の接近戦。
ですから、倍率が高いレンズを選びました。

被写界深度を深く取りたいので、広角側で絞り込んで撮ることが基本です。
そして、DX1.3クロップを使用し、場合によってはKENKOのx1.4テレコンも併用すれば、チョウなどはかなりの大きさで撮れるはずです。
接近できるかどうか、それは別問題ですが・・・

まだこの撮り方は試していませんが、フラッシュ光がケラレないかなど、いくつか検証しなければならないことがあります。
これからのんびり試していくつもりです。


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【楠】 NIKON D500 / TOKINA AT-X 12-28 F4 PRO DX / 18mm / F8・1/320 / ISO400 / RAW


このレンズ、本当はS3 PRO用のメインレンズとして買ったのです。
今日はD500で撮りましたが、D500にはチルト&タッチ液晶が付いているので、広角レンズとの相性も良いはずですよね、NIKONさん。
チルト&タッチ液晶が搭載されていることを知った時、さてはとうとうNIKONのコントラストAFも使い物になったんだと喜んだのですよ、私はね。
ところがどっこい、蓋を開けたらD4とほとんど変わってないじゃない。

今どきでは非常識と言ってよいほど遅い合焦速度、全然担保されていない合焦精度。
よくもこんな状況で、チルト液晶を付けたものです。
三脚を使う人以外、全然意味無いですな。

あ、ちなみに純正レンズの場合でも、D500と言うかNIKONのライブビューは、手持ちでは使い物にならないですよ~。



思わぬ形でD500の、と言うか、NIKONの悪口になっちゃいましたが、このレンズの印象を一言で述べると・・・
「決して12mmでは撮れないレンズ」
と言うことに尽きます。

どう言うことかと言いますと、望遠端ならまだしも、広角側では水平が全く取れません。
どんなに注意しても、傾いた写真しか撮れないのです。
あまりにみっともないので、後処理で回転させるのですが、そうすると画角が狭まり、12mmではなくなる、と(笑)

まぁ、まだ使い込んでいないので、こんなことしか言えませ~ん。


ところで、水平を取るためファインダ内に水準器を表示させようとしたのですが、どうやらファンクションボタンに表示のON/OFF機能を割り付けないと、表示制御ができないようなんです。
と言っても、ファンクションボタンは全て機能を割り当て済みで、今さら割り付けを変えるつもりにはなれません。
何故、メニューからファインダ内水準器の表示制御ができないんでしょうか?

あ、いかん。
またNIKONの悪口になりそうなので止めておきます(笑)