そりゃあ、より高画素で、昆虫の精密な構造がよくわかるD7200の方が良いじゃん。

と、思っておりました。
が、ここ数日D500を使ってみて、ひょっとしたらD500の方が良いかも、と思い始めました。



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【能島】 NIKON D7200 / TAMRON SP 90mm  F/2.8 Di MACRO VC USD / JPEG

上の約等倍拡大
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【能島】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / JPEG

上の約等倍拡大
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同じチョウを撮り比べましたが、そもそもレンズが違うので、良い比較とは言えませんね。
マクロレンズの方が被写界深度が浅いので、解像感は比較にはなりません。
・・・が、私には、両者にそれほどの違いがあるとは思えないのです。
「両方とも同じ印象」、って感じでしょうか。

もしかしたら、風景などでは、両カメラの画素数の違いが現れるのかも知れませんね~。



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【押切】 NIKON D7200 / TAMRON SP 90mm  F/2.8 Di MACRO VC USD / SB-910 / JPEG

上の等倍拡大
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【押切】 NIKON D500 / TAMRON SP 90mm  F/2.8 Di MACRO VC USD / SB-910 / JPEG

上の等倍拡大
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こちらの比較では、同じレンズを使いましたが、ピクチャーコントロールを合わせるのを忘れました。
また、TTL調光で撮ったので、発光量が揃わなかった可能性もあり、色合いの違いは当てになりません。

こちらの方も、両者の写りの違いは良く分かりません。
絞り込んで撮ったので、画質の差はそれほど見られないのかも知れませんね~。


こうやって撮り比べた写真を、他にも色々とご覧頂きたいのは山々ですが、同じ被写体を別のカメラで撮るってのは、どうにもこうにも面倒くさいんですよ。
要するに、他に比較画像はありません(笑)
ゴメンナサ~イ。

まぁ、これは私の勘ですが、解像感という意味では、両機の写りにそれほどの違いは無いんじゃないかと感じています。
それじゃあ、より安いD7200で撮った方が、コスパ的な満足度は高そうです。

ところが、趣味と言うのはやっかいなもので、満足感を感じる要素の内、大きなウエイトを占めるのは、困ったことに機材の値段なんですよ。
そもそも、コスパなんて言葉、趣味の世界には存在しませんからね~。

で、私的にお勧めはどちらかと言えば、そりゃあD500です(笑)


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【塩田川】 NIKON D500 /  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR / JPEG


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【高部みずべ公園】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / RAW ※DX1.3クロップ


高くて新しいカメラだからお勧め、と言う理由以外に、機能的な面でお勧めする理由もあります。
それは、D500 のずば抜けた AF 機能です。
皆さんの予想通りですね、きっと(笑)

鳥を撮る場合はもちろんですが、実は昆虫を撮る場合でも、この強力な AF が相当な武器になるのです。

上のジャコウアゲハの写真、ホバや飛び上がりじゃないですよ。
確かに飛行速度はゆっくりしていましたが、あらかじめ通過地点を予想しておいてカメラを用意し、ファインダに入ったと同時にシャッタを押して撮ったものです。
AFモードは AF-C の 25点 です。
シャッタ速度が少し低速だったので、チョウの体がブレていますが、ピントは恐らく合っていると思います。
あまり AF が早いとは言えないこのレンズで、凄まじい瞬発力を見せてくれました。

上のミツバチは、吸蜜の後の飛び上がりからホバ気味に飛翔していたのを AF-C の72点で捉え続け、不意にこちらへ向かってきた後もピントが拾えた、と言う驚きの写真です。
ホバや横移動だけなら、D7200 の AF でも恐らく追い続けることができたと思います。
でも、こちらへ向かってくるハチを追い続けられる AF なんて、少なくとも私の知る限り、他には存在しません。
D4 でも恐らく無理でしょう。

なに?
嘘言うな、ですとぉ~?

それじゃあ、上のカットの前に撮った、連続写真をご覧に入れましょうか。


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実を言うと、少し離れたところからテレコン付けたサンヨンで撮ったので成功した、ってことなんですけどね。
これがマクロレンズなら、いくら優秀な D500 の AF でも、追い続けることはできなかったと思います。
まぁ、これ程簡単に撮れるのならば、別にマクロレンズに拘る必要はないですものね~。



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【大内】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / JPEG ※DX1.3クロップ


止まりもの相手の AF-S でも、D500 の恩恵が受けられます。
と言っても、AF ポイントの多さじゃありませんよ。

確かにD7200 よりポイントが多いということで、構図の自由度が増したのは事実です。
でも、それ以上に有り難いのは、一つひとつの AF ポイントの大きさが小さくなり、より狭い所へピンポイントで AF を当てることができるようになったことです。

そして、AF の精度自体が大変素晴らしく、昆虫の目や花のシベにも、D7200 を上回る確率で AF が当たるのです。


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【押切】 NIKON D500 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / JPEG ※DX1.3クロップ


そして、低照度下での AF 精度には、かなり驚きました。

上のコジャノメがいたのは、強い日陰になっている場所で、ISO感度は7200になってしまいました。
このような暗い場所でも、AF が当てになるという安心感。
これはマクロ撮影のみならず、非常に有り難いことですよ~。

ちなみに、上の写真を見る限り、高感度もなかなかのものだと思います。
でも・・・ひょっとしたら D7200 の方が高感度に強いんじゃないかなぁ・・・
この辺り、もうちょっと検証してみますね。


と言うことで、手持ち派の昆虫好きは迷わず D500 を!
今まで苦労して MF で撮っていた内のかなりの部分を、AF で撮ることが出来ますよ!


あ、そうそう、言うの忘れましたが、D7200 で時々ピントが甘い思いをしたことがありませんか?
あれ、本当は微妙な手ブレかも知れませんよ。
かつて D7100 でも経験しましたが、高画素機は本当に手ブレによるピン甘が頻発します。
甘く見ると痛い眼に合いますよ。

その点、程よい(と言うか、十分高画素だけど)画素数の D500 は、手ブレにも優しいと思います。
特に、テレコンを付けたサンヨンを使っていると、手ブレ耐性が強いのは D500 だと、ハッキリ分かります。

みき♂さん、お一ついかが?(笑)