ちょっと興味があったので、D7200 と D500 の発色傾向を簡単に調べてみました。
やり方は、以前のブログで D4 の発色を調べたのとほぼ同じ方法です。

<方法>
1.均一の光源(太陽光・雲無しのピーカン)下でカラーチャートを撮影する。
 ホワイトバランスは太陽光、データはJPEG(STANDARD)、色空間はAdobeRGB。

2.Photoshop のカラーピッカーで、カラーチャートの R、G、B それぞれをサンプリングし記録する。
 サンプリングは、11×11ピクセルで任意の4ポイントを計測し、その平均値を採用する。

3.チャートのグレー部分でホワイトバランスを取り、上記手順 2 を再度行う。

これだけ(笑)
まぁ、素人テストなので、そのへんさっ引いてご覧下さいね~。


_D725097
D7200 / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO VC USD / F11・1/200 / ISO100 / JPEG(STANDARD)


_DSC0590
D500 / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO VC USD / F11・1/200 / ISO100 / JPEG(STANDARD)


こうして見ると、D500の画像はコントラストが高く、見栄え重視なのが分かりますね。
ただ、D7200の方は、恥ずかしながらピントが少しずれていたようです。
また、ご覧の通り撮像範囲が合っておらず、この辺りがテストに与える影響もあるかもしれません。(多分無いと思いますが・・・)


では、結果発表です。

まずは、ホワイトバランス補正前後で、どの位各数値が変動するかをご覧頂きます。

PIC2_01
PIC1_01

D7200、ホワイトバランスの補正前後で変動が少ないですねぇ。
このことは、R、G、B三要素の色相変位がリニアに変化していることを示しており、ホワイトバランスを合わせることが容易だと言うことを意味しています。
私が今までテストした機種(と言っても5機種くらいですが)の中では、一番優秀な数値です。

一方、D500の方は、D7200と比べると数値の変動が大きく、グリーンとブルーの色相変位が逆方向なのが気になります。
とは言え、これはあくまで優秀なD7200と比べてのこと。
このくらいの数値変動なら、実際はとても優秀(=癖がない)なホワイトバランスだと言って宜しいと思います。


続いて、色相の偏り(色の純度)を見ていきましょう。
PIC4_01
PIC3_01
D7200 の傾向は、
 ・純粋な赤色が、ほんの少しオレンジ色になる。
 ・純粋な緑色が、赤方向へシフトする(=黄色っぽくなる)
 ・純粋な青色は、色が濁らない(驚き!)

一方、D500 の傾向は
 ・純粋な赤色は、ほぼそのまま再現される。
 ・純粋な緑色は、やや黄色に振られる。
 ・純粋な青色は、ほんの少し緑方向へシフトする(=スカイブルーになる)

大ざっぱに言うと、このような傾向のようです。

また、D7200 と D500 の数値を比較すると、
 ・D500 の方が彩度が高い。
 ・D500 の方が、赤と緑の再現性が高い。
 ・青の再現性は、D7200 の方が高い。

と言えます。


しかし、上のように定量化はしたものの、例えば「10」という数値の影響が実際の画像にどれくらい現れるかは、なかなか判断しづらい問題です。
個人的経験から言うと、両機の違いがはっきり分かるのは、「D500 の方が彩度が高い」ことと、「緑色はD500の方がより黄色い」と言うことだけだと思います。


※注
上で述べたことは、ピクチャーコントロール:STANDARD に限った話しです。
他のピクチャーコントロールは試しておらず、何とも言えませんが、実際に今まで D500 で色々なピクチャーコントロールで撮ってみたところ、STANDARD 以外にすると、緑色が黄色に振られることが少なくなるように感じています。


まぁ、自分でここまでやっといて何ですが、あまりこのようなテストの結果は重視せず、ご自分のフィーリングで判断した方が、カメラを使いこなす近道になると思いますけどね~。