花や昆虫マクロを主に撮っている私としては、D500はそれほど魅力的なカメラではありません。
何故かと言うと・・・


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【長崎】 NIKON D7200 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / JPEG


(1)内蔵フラッシュが無い

致命的、とまでは言えませんが、かなりのマイナスポイントです。
昆虫を撮る場合、ささっとポップアップするだけで発光する内蔵フラッシュは、とても有り難い存在です。
クリップオンフラッシュやマクロツインフラッシュは、確かに写真のバリエーションが広がりますが、利便性では内蔵フラッシュに敵いません。
外付けフラッシュをバッグから撮りだして装着している間に、昆虫に逃げられることも多々あるので、昆虫メインで撮る時は、D500よりも内蔵フラッシュがあるD7200に軍配が上がります。
このことは、同じく内蔵フラッシュが無いD4でも、昆虫を撮る時のネックになっています。



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【長崎】 NIKON D7200 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / RAW


(2)The 値段

フラッシュの次に痛いのが値段(笑)
いくらDX機のフラグシップとは言え、20万円以上を払うつもりはありません。
それならば、D750を買いたいです。

ちなみに私、D810にはほとんど興味がありませんでしたが、実は内蔵フラッシュが無いと思い込んでいたからです。
先日、内蔵フラッシュが付いていると知って愕然(笑)
と言うことで、D810も一応、購入候補には入っています。



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【天王南】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G / JPEG


(3)当てにならない高感度

D500の常用高感度の上限はISO51200だと聞いて、皆さんと違い、私はちょっとガッカリ。
どう考えたって、そんなキ○ガイみたいな数値、信用できるはずがありません。
D4だってISO12800の画質は、私的には許容範囲内とは言え、それほど良いとは胸を張って言えませんから、それより小さなセンサーピッチで、勝てる訳がないでしょう。

まぁ、NIKONは嘘を言っていないとすると、どう考えても基準が甘いとしか思えません。
と言うことで、高感度は当てにならないでしょう。



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【長崎】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / JPEG ※DX1.3クロップ


(4)露出モードボタンの位置変更

これも大変困りますねぇ。
私は、割と頻繁に露出モードを変えます。
通常時は絞り優先AEを使っているのですが、例えば風が強い日など、被写体ブレを防ぐため、シャッタスピードを速めにしたい場合があります。
そうした時は、マニュアル露出にして、なおかつISOオートを併用し、絞り値とシャッタ速度を任意で指定しているのです。
そして、風が弱い場所では、ISO感度の上昇を抑えるため絞り優先に戻します。
また、フラッシュを使う時は、マニュアル露出で撮ることがほとんどです。

こんな感じなので、シャッタボタンの上にある露出モード変更ボタンの位置は、指が覚えてしまっています。
ボタンの位置が変わるとなると・・・う~ん・・・少なくとも慣れるまではストレスが溜まるでしょうね。



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【長崎】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II / SB-910 / JPEG ※DX1.3クロップ


(5)操作体系

実は私、D4などニコン上級機の操作体系って、あまり好きじゃないんです。
中級機のD7200とかD750の操作体系の方は、非常に気に入っています。
その違いを説明するのは面倒くさいのですが、私がD4で一番気に入らない点は、「ユーザセッティングの考え方」です。

上級機は、ユーザが使いやすいようにカスタマイズしたセッティングを、複数登録しておくことができます。
カスタマイズ項目は多岐に渡るのですが、例えば露出関係に限って話を進めると、昆虫相手にフラッシュを使う時のために「マニュアル露出・F22・1/200・ISO800」と言う基本セッティングを登録したとします。
そして、普段は別の設定で撮っていて、昆虫を見つけた時、いざこのモードに変えて撮る、と。
一見、問題なさそうですが、登録したカスタムセッティングを指定して撮っている最中に、その登録内容を変えると、何と!、自動的にカスタムセッティングが上書きされてしまうのです。

例えば、上記カスタムセッティングに切り替えて撮っている途中に、ちょっと暗いから高感度をISO1600に変えたとします。撮影が終わり、昆虫を発見する前のカスタムセッティングに戻した、と。
そしてしばらくして、また昆虫を見つけたので、先ほどのカスタムセッティングに切り替えると、ISO感度は1600のままなのです。
私は、先ほどの露出設定をフラッシュ撮影の基本としているので、カスタムセッティングの内容は、私が良しと言うまで、勝手に変えてはイカンのですよ。

これ、問題にされない方も多々いらっしゃると思いますが、私のように常に基本となる設定があり、そこから撮影条件を考えながら設定を変える人には、非常にやりにくいのです。

露出モードダイアル上にユーザセッティングが2つあり、ユーザセッティングを明示的に更新しない限り、使用中どのように設定を変えたとしても、一旦別のモードに変えれば、ユーザセッティングが登録時の内容にリセットされると言う中級機の方が、私にははるかに使いやすいのです。

残念ながら、D500もこの高級機用の操作体系になっているようですね。



まぁ、D500に対しては、他にも不満・不安な点がたくさんありますが、主だったところはこんな所でしょうか。
こんなことから、D500を購入するのは躊躇していたのです。




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【自宅より】 NIKON D500 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM / F2.8 / 1/40 / ISO25600 / JPEG


そんな私がですよ、なぜ今、D500を抱えてベランダに立ち、無理を承知で住宅地の夜景などを撮っているのか・・・

世の中って、不思議ですねぇ(爆)