しばらくブログの更新&皆さまの所へのご訪問をご無沙汰してしまいました。
全く写真を撮っていなかった訳ではありませんが、なんとなく気分が乗らなくて・・・

今年のゴールデンウィークは、暦通りに働くことに決めたので、昨日・今日・明日と休みが続きます。
とりあえずこの休みに、イマイチ写りがしっくり来ない新サンヨンを、何とか使い物にするために色々試してみようと思います。

あ、ちなみにタイトルは、「サンヨンに四苦八苦」と読みます・・・
丸わかりですかね(笑)


とりあえず、昨日今日で分かったこと。
それは、「サンヨンはピントが非常にシビア」ってことです。

次の2つの写真は、連写で撮った続きのカットです。
一見、同じような写りに見えますが、それぞれを等倍に拡大した画像をご覧下さい。


撮影データ: D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR / JPEG ※x1.3クロップモード

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1枚目はジャスピンと言ってよいけれど、2枚目は全然ピントがずれていますよね。

フォーカスはAF-Cの1点、手ブレ補正ON(Normal)、高速連写で最短撮影距離付近で撮りました。
絞り値はF8、シャッタ速度は1/320です。

2枚でどれだけ構図がずれているか、2枚を重ねてみましょうか。


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何と!
こんなにずれているんですよ。

これは何故かというと、Normalモードの手ブレ補正では、1回シャッタを切るたびに一旦補正を切り、補正レンズを定位置に戻す動作が入るからです。

先ほど調べたところ、この距離+絞り値での被写界深度は約1cm。
これだけ構図がずれれば、コサイン誤差を持ち出すまでもなく、容易にピントが外れます。

解決策としては、手ブレ補正をSportモードに変えること。
これだと、Normalモードのようなセンタリング動作がないため、それほど構図はずれなくなりますが、その代わり手ブレ補正の効果が恐らく2段近く下がるように感じます。

もう一つの解決策は、筋力を上げてて手ブレ補正に頼らない撮り方をすること(笑)
ま、これは無理だ、ってことで。

ん?三脚を使う、って手もあるけれど、面倒くさいからパスしま~す。


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【塩田川】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR / JPEG


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【塩田川】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR / 内蔵フラッシュ / RAW 


手ブレ補正のズレの影響でピンズレが起きることに気が付いてから、直ぐに手ブレ補正をSportモードに変えましたが、それでもピントの歩留まりは高くありません。
そこで、色々と試行錯誤を始めました。

AF-CでなくAF-Sにすると、少し歩留まりが上がります。
ただ、前回の記事で述べたとおり、フルサイズに比べると1つのAFエリアの面積が大きいので、思った場所にピンポイントでAFが当たるとは、とても言えません。
いくら手ブレ補正があったとしても、倍率が高い(=近くから撮る)撮影の場合、合焦した瞬間にスムースにシャッタを切らないと、その間に構図が微妙にずれてしまうこともあります。


このジャコウアゲハは、ツツジの植え込みの側をヒラヒラと行ったり来たりしており、おおよそ3~5分の間に1回、10秒程度花に止まり吸蜜していました。
チョウの後をゆっくり追い、花に止まる動作が見えたと同時に素早く走り寄ります。
そしてカメラを構えてシャッタを押すのですが、その間に背景を考え構図を決め、足下を確認して撮りたい場所に移動するとなると、それほど悠長な時間はありません。
さらに、絞り値は事前に決め打ちしてあったとしても、定常光を見て露出補正やフラッシュの有無、調光補正量を決めなければなりません。
吸蜜に10秒と言うと、そこそこ時間があるように思えますが、実はかなり瞬発力が要る状況です。

MFで撮った方がササッと撮れそうにも思えますが、実際試したところ、AFを使用した方が歩留まりが高かったです。
D7200のファインダはそこそこ見やすいと思いますが、ジャコウアゲハのように黒一色のチョウが相手だと、なかなかピントの山が掴めませんでした。

ま、私の場合、腕の無さを枚数でカバーするしかないですね~。


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【塩田川】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR / RAW ※x1.3クロップモード


今年初のツマグロヒョウモン。
このチョウは、毎年かなりの枚数を撮りますが、そのほとんどがオス。
たまには翅の外側半分が黒いメス(なんたって「妻黒」ですからね)も撮ってみたいなぁ。


話は変わりますが、D7200のAFは、D7100から大幅に向上していますね。
D7100も優秀なAFでしたが、D7200になって、暗い場所でコントラストが低い場所にも、かなりの精度で当たります。
非常に快適・・・なんですが、レンズがサンヨンの場合だと、上に書いたようにトホホな状況なのが悲しい(涙)


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【塩田川】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + Ai AF-S Teleconverter TC-14E II / RAW ※x1.3クロップモード


ヒメウラナミジャノメ。
特に珍しいチョウではありませんが、春になってしばらくぶりに出会うと、やはり嬉しくなって枚数を撮ってしまいます。

アゲハチョウと違って小さなチョウなので、x1.4テレコンを付けて撮りました。
過去の記事に載せた通り、新サンヨンはテレコン耐性に優れたレンズですが、それでも近接域ではそこそこ絞りたいです。
この写真はF13まで絞ってフラッシュを焚きましたが、十分満足出来る画質です。

D7200に内蔵フラッシュがあることは、昆虫撮影での使い勝手で、D4に対して大きなアドバンテージがありますね。
そもそも私のように、D4で昆虫を撮っている人って、かなり希だと思いますけどね(笑)



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【塩田川】 NIKON D7200 / AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + Ai AF-S Teleconverter TC-14E II / RAW ※x1.3クロップモード


ヒカゲチョウ。
名前の通り、日陰で見ることが多いです。
私のように日陰でひっそりと生きる人間には、非常に共感できるチョウで、いつも喜んで撮らせてもらっています。

D7200には、D7100やD4に無い FLAT と言うピクチャーコントロールがあります。
私はRAW現像ソフトとして LightRoom を大変気に入って常用してるので、Capture NX-D は全く使いませんが、試しに LightRoom で用意されている Camera Flat と言うプロファイルを当ててから仕上げたところ、なかなか自由度が高いと感じました。
コントラストの付け方がちょっと難しいけれど、チョウの微妙なトーンと色合いが再現できるので気に入りました。


こんな感じでD7200との組み合わせを試しておりますが、AFが外れやすいと言う以外にも、露出がなんだかさっぱり分からないとか、フレア(PFフレアじゃなくて普通のフレアね)が多いせいで白飛びし易いんじゃないか疑惑とか、アクティブDライティングの最適解が見つからないとか、まぁ色々と問題がありまして、未だ慣れたとは言えない状況です。

結構難しいレンズですよ、新サンヨンって。