私ごときが声高に訴えることじゃないのですが、やはりこのレンズ、只者じゃあないですよ~。

まずは以前に撮った富士山の写真をご覧頂き、絞り値を当ててみてください。
JPEGで撮ったまま、未加工です。


_DSF0873
【自宅より】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(PROVIA)

●上の中央部分を約等倍に拡大
_DSF0873-2

●右下部分を約等倍に拡大
_DSF0873-3


答えは、開放から一段絞ったF2.8です。
お分かりになりました?


何よりも、富士山の雪と山肌、雲の描写に驚かされます。
そして、コントラストの高さ。
画像処理云々ではなく、レンズの力を感じるのは私だけ?

気になるのは線の太さ、でしょうか。
電線などの直線物を見ると、そのように感じます。
線が太い、と言うよりは、若干ジャギーが出ている気もしますね。
このような描写は、他のレンズでも見られます。
このあたり、FUJIのセンサーの特徴なんでしょうか。
もしくは、画素数の少なさに依るものなのか、ちょっと判断が付きません。

いずれにしろ、開放絞り付近としては、大変整った描写だと言えると思います。


_DSF2205
【大内】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(VELVIA)


_DSF2433
【楠新田】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(PROVIA)


この2枚も、絞り値はF2.8です。

このような整った描写は、程よい背景ボケとの対比を見せることで、花などの生命をより強く感じることができます。
F2.8は、非常に使いやすい絞り値と言えるようです。


それでは、開放絞りではどうか?


_DSF2825
【長崎】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(VELVIA)


この写真、開放F2で撮りましたが、この写真に関しては、私的にはちょっと背景がボケすぎです。
もう少し背景にある花の輪郭を出すのが、私の好みです。
また、一般的にはうるさく感じる背景の枝ですが、確かにボケることにより薄くはなりますが、逆に太くもなる(面積が増える)訳で、この辺りの塩梅もちょっとボケすぎだと思います。

合焦部の解像度は、F2.8に比べると、若干ながら低下するようです。
このことは、花などを撮る分には悪いことではないと考えますし、絞りを開けた分ボケ量が増えるので、背景との対比から感じる相対的な解像感は、依然高いと思います。


_DSF0978
【草薙】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(PRO NEG. HI)


_DSF1514
【島崎町】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(PRO NEG. HI)


_DSF0895
【草薙】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR / JPEG(PROVIA)


ボケ具合は、合焦部から非常にスムースにアウトフォーカスしていきます。
非常に綺麗な描写だと思います。

また、開放絞りでは円ボケが綺麗な円形になります。
端の方では、場合によっては口径食が見られますが、この位でしたら、大口径レンズとしては大変優秀だと思います。
ちなみにF2.8に一段絞ると、円ボケに角が出るのがとても残念です。


このレンズを使って碌な写真が撮れないとなると、どう考えても撮り手の問題でしょうね。
わかった?いなきち君!