家の周りでは、残念ながら今日もまだ桜が咲いていません。
今日は暖かかったとは言え、恐らく明日もダメでしょうね(涙)
午後に駿府城公園へ行った知り合いに聞きましたが、あそこもまだ咲いているとは言えないようで、こりゃあ来週の静岡祭り辺りがちょうど見頃なのではないかと思います。

いそいそと出かけたのに桜に肩すかしを食った今日は、巴川沿いの菜の花に集まるミツバチを、X-T1で狙ってみました。


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【長崎】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


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【長崎】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


まずはマクロレンズを試しましたが・・・いやはや、EVFでは撮るのが難し~~い。
もちろん、一筋縄ではいかないだろうと覚悟はしていましたが、デジイチでは比較的簡単なミツバチ相手に、これほど苦労させられるとは・・・

EVFだろうとOVFだろうと、ミツバチの場合はMFで適当に距離を合わせておき、身体の前後動でピントを合わせて撮るのですが、X-T1の場合、EVFのチラツキこそ気にはならないものの、微妙な表示ラグが狭い被写界深度のマクロ撮影では致命的になります。
また、EVFを拡大表示にすると、ピントの山は見えるものの、ミツバチの細かな動きを追うことが難しくなります。
そこで、通常表示のまま撮らざるを得ないのですが、そうするとピントが合って見える範囲が広すぎて、ちょこまか動くミツバチ相手にジャスピンの確証を得ることは難しい・・・と言うか、無理です。

では、これしか方法はありません。
とりあえずピントが合ったと思ったら、ひたすら連写(笑)

こうやって、全部で300カットほど撮りましたが、ジャスピンと判断できたのは、わずか10枚足らず・・・
歩留まり、悪すぎますね~。

しからば、そろそろ奥の手を、ふふふ。


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【鳥坂】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR + CANON 500D / JPEG(VELVIA)


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【鳥坂】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR + CANON 500D / JPEG(VELVIA)


「奥の手」とは、90mmの単焦点レンズにクローズアップレンズを組み合わせることです。
大した話しじゃありませんが、ね(笑)

倍率はそこそこですが、60mmマクロレンズに比べ、被写界深度がべらぼうに広がるので、ピントの歩留まりは飛躍的に高くなります。
描写も60mmマクロに勝るとも劣らないので、ピントのストレスが少ない分、撮っていて楽しいです。

ちなみに、個人的意見としては、例えクローズアップレンズを付けなかったとしても、90mmF2より60mmマクロの方が、より素晴らしい描写だと思います。
まぁ、この辺は、好みの問題かと。


ところで、X-T1の画像処理については、色合いは素晴らしいけれど、時々下手くそだと感じることがあります。
晴天下で白い鳥などを撮ると、思いっきりマイナス補正して周りが不自然なほど黒くなってしまっても、まだ鳥の体は白飛び気味で、羽根の詳細が消失している、と言うことが代表的な例です。
今回、ミツバチを撮ってみて、このような小さな被写体相手ではどうかと言うと、ややメリハリの無さを感じました。

次の2つの写真は、VELVIAモードで撮ったJPEGと、それに色合いを似せるようRAW現像したものです。


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【鳥坂】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR + CANON 500D / JPEG(VELVIA)

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【鳥坂】 FUJIFILM X-T1 / XF 90mm F2 R LM WR + CANON 500D / RAW


●JPEGの等倍拡大
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●RAW現像の等倍拡大
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こうして比べてみると、RAW現像の方はシャープネスを少し掛けすぎた感じがしますが、このくらいの鮮鋭感がないと物足りなく思えるのも事実です。

今度出たX-PRO2では、この辺りどうなんでしょうか?
画素数アップの恩恵があるならば、先日予約をキャンセルしたことを後悔するのですがね~(笑)