今まで、T1、T2、H1と使ってきたXシリーズ。
そのいずれでも不満に思ってきたことが、ハイライトの飛びやすさ。
これは、世代が変わってT4になっても、依然として見られる、X-Trans CMOS機に共通した傾向です。
少し前にも書きましたが、川の中にいるコサギなどの白い鳥を狙う場合は、もし白飛びが嫌だったら(と言うか、被写体が白いんだから、飛ばしちゃまずいでしょ、普通)、1段以上のマイナス補正が必要になります。
かつて使っていたNIKON。
D4からD500に替えた時、同じような白飛び傾向が見られて戸惑いましたが、これはNIKONの新しい画作りが、諧調をフルに使うようになったからで、センサー自体が白飛びしやすかった訳じゃなかったです。
でも、Xシリーズでは相変わらず。
例えば、今日のような曇り空で、時々雨がぱらつくような、光がフラットな条件下でも、白いものが簡単に飛んでしまいます。
【県立美術館】 FUJIFILM X-T4 / XF 70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR / 300mm / F5.6 AE(+0.7) / ISO2500 / DxO PureRAW2
プラス補正をしたとしても、この状況下で背中の毛だけが白飛びするなど、他のカメラではちょっと考えにくい状況です。
もし、白飛びが嫌なら、補正無しかマイナス補正で撮ることになりますが、それって、後処理前提の露出ってことになりますよね。
それとも、撮影時に、ダイナミックレンジやトーンを調整して、JPEGで運用しろ、ってことかしら?
それならこの写真、撮れませんでしたよ。
そんな時間、無かったですからね。
【県立美術館】 FUJIFILM X-T4 / XF 70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR / 300mm / F5.6 AE(-0.3) / ISO3200 / DxO PureRAW2
【県立美術館】 FUJIFILM X-T4 / XF 70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR / 258mm / F5.6 AE(+1.0) / ISO160 / DxO PureRAW2
【県立美術館】 FUJIFILM X-T4 / XF 70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR / 300mm / F10・1/250 / ISO800 / EF-X500 / DxO PureRAW2 ※トリミングあり
ところで、白い被写体の全部が全部、白飛びしやすい訳じゃない。
恐らく、周囲との輝度差が大きいことが原因だとは思いますが、イマイチはっきり分からなくて、それが使いにくさの原因になっているのです。
結構なストレスですよ、これ。
コメント
コメント一覧 (1)
主に花を撮っていますが最近はX-T1で撮ることが多く、露出補正はいつもマイナス気味にしています。