GODOX V1 は、誰が見ても Profoto A1 のパクリ商品。
そして A1 を使っているのは、主にポートレイトを撮るプロやハイアマ(金持ちの下手アマ含む)。
よって V1 は、ポートレイトを撮っている金のないアマが買う品なのであ~る。

それなのに何故、マクロ撮影が主な私が買ったのか。



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【清見潟公園】 NIKON Z7II / Carl Zeiss Milvus 2/50M / F16 AE(+1.0) / ISO900 / JPEG



昆虫のマクロ撮影をする私にとって、フラッシュは無くてはならないものです。

以前 NIKON のレフ機を使っていた時は、ツインフラッシュの R1C1 をよく使っていました。
これは撮影倍率が高いマクロ撮影に特化した製品で、しかもカメラへの装着にやや手間がかかるため、より汎用的に使えるクリップオンフラッシュとして、SB-910 を併用していました。
気軽な気持ちでふらっと出かける時などには R1C1 は大げさなので、SB-910 とディフューザで代用させることもよくありました。


NIKON から OLYMPUS へマウント変更したとき、SB-910 は売ってしまいましたが、R1C1 は下取り価格が極端に低かったため売らず、今現在も所有しています。
と言うことで、NIKON へ出戻りした今、私が必要としているのはクリップオンフラッシュです。


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【洞慶院】 NIKON Z7II / Carl Zeiss Milvus 2/50M / F6.3 AE(+0.7) / ISO400 / RAW



私がクリップオンフラッシュに求めることは、
  •  光量はそこそこ以上ほしい
  •  小型軽量であること
  •  リモート発光のコマンダ機能があること
  •  エネループが使えること

です。

絞り込んで撮る昆虫マクロの場合、被写体の近くでフラッシュを発光させるため、実は光量はそれほど必要ありません。
カメラの内蔵フラッシュの光量でも、ほとんどの場面で事足りるので、クリップオンフラッシュを買うとしても、小型タイプで十分です。

ところが、チョウやトンボなどの大型昆虫が相手だと、少し離れてハイスピードシンクロで撮ることもあり、この場合はフラッシュ光量が多くないと問題になることがあります。

で、結局のところ、光量がそこそこ多い、中型以上のフラッシュが必要になるのです。


とは言え、ただでさえ荷物が多いマクロ撮影では、なるべく小型で軽量なタイプにこしたことはありません。



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【洞慶院】 NIKON Z7II / SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM / F5.6 AE / ISO200 / RAW



また、メインの光源としてクリップオンフラッシュを使う場合、上からの直射光で虫の体の下にできる影を消すため、サイドから補助光を当てたい場合が多々あります。
そこで、片手で持った小型フラッシュをシンクロ発光させるため、コマンダ機能があると便利です。

とは言え、クリップオンフラッシュにコマンダ機能がなかったとしても、スレーブ発光できるフラッシュがあれば、子機として使えます。

私には SONY 用に買った Meike の スレーブ発光できる小型機があるので、コマンダ機能に特にこだわる必要はありませんが、Meike より配光特性に優れている SB-R200 を使いたい場合は、コマンダ機能がある NIKON純正フラッシュが必要になります。
R1C1 付属の SB-R200 は赤外線通信専用で、スレーブ発光に対応していないからです。



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【洞慶院】 NIKON Z6 / SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM / F4.5 AE / ISO100 / JPEG



フラッシュの電源としては、最近は専用リチウム電池が使えるタイプが流行りです。
乾電池より専用バッテリの方が、チャージ時間が比較にならないほど早いため、少々値段が高いとしても、買う価値はあるとも言えます。

ところが私、フラッシュ用にエネループプロを数えきれないほど所有しているので、これを使わないのがな~んかもったいないのです(笑)


昆虫マクロでフラッシュを使う場合、フラッシュ光による体表での反射を避けるため、できる限り光量を落として撮りたいこともあり、フル発光させることは稀です。
そりゃ、チャージ時間は短ければ短い方が良いけれど、使用する光量がそれほど多くないことを考えると、乾電池タイプでもまぁ何とかなるのです。



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【洞慶院】 NIKON Z6 / SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM / F8 AE / ISO200 / RAW




で、どのフラッシュを買おうか、ここしばらく悩んでいたのです。


別に NIKON製にこだわる必要はないのですが、かつての経験で NIKON の TTL調光の優秀さに驚いたことがあるため、最初は純正品を考えたのです。

ちなみに、TTL調光はカメラの機能なので、どんなフラッシュを使用しても、原理的には同じ結果になるはずです。
ところが、やっぱり純正以外のフラッシュだと、調光精度が落ちることを実感しています。

とは言え、マクロ撮影では TTL をあまり使わないので、純正のメリットはそれほど感じません。

仮に純正品を買うとすると、中型タイプの SB-500 が光量も十分で、LEDモデリングライトが役に立つこともありそうです。
ところが、一つ問題がありまして、こいつの制御盤では、光量のマニュアル指定と調光補正ができないのです。


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【洞慶院】 NIKON Z6 / SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM / F13 AE / ISO100 / RAW



フラッシュ側で光量や調光補正ができなかったとしても、もちろんカメラ本体で操作はできます。
とは言え、Zシリーズはカスタマイズ可能なボタンが少ないため、光量や調光補正を割り当てるボタンに余裕がなく、現状では iメニューに割り当てるしかありません。

光量や調光補正は頻繁に指定するため、一々 iメニューから指定するのは、ちょっと面倒臭いのです。

と言うことで、もし純正品を買うなら、背面に操作ダイアルを持っている SB-700 の一択となりました。ちなみに、最上位機種の SB-5000 は、新品の値段が非常に高いのでパスです。

ところで皆さん、フラッシュを買う場合は、絶対新品の方が良いですよ。
フラッシュは、アマチュアが極端な使い方(頻繁にポートレイトを撮るとか)をしない限り、比較的寿命が長い製品ですが、それでも中古だと、すぐに壊れる可能性が捨てきれませんから。
また、経年劣化により、壊れないまでも色温度が変わることが多く、ミックス光下ではただでさえ厄介な色合わせが、もっと大変になります。

と言うことで、どうせ長く使うことになるのだから、新品購入をお勧めするのです。


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【清見潟公園】 NIKON Z7II / Carl Zeiss Milvus 2/50M / F6.3 AE(+0.7) / ISO400 / RAW



じゃあ早速 SB-700 を注文、と思ったのですが、一応サードパーティ製も調べてみたのです。

と言っても、信頼できる製品と言えば、Nissin ぐらいでしょうか。

Nissin は過去に使ったことがあり、使い勝手が良かったため、有力な選択肢ではありますが、ちょっと値段が高い。
かつて FUJI機で使っていた中型タイプの i60 だと、SB-700 とそう値段が変わらないのです。

その他は使ったことがないメーカばかりですので、調べるのも面倒くさい。
もう SB-700 で良いや、と思い始めたとき、ふと、SONY用の GODOX TT350S をまだ持っていることを思い出したのです。

GODOX か・・・
な~んかイマイチの印象でしたが、かと言って、大きな不満もありませんでした。
TT350S は元々の値段が安く、下取りを受け付けてくれなかったため、まだ手元にあるのです。
今回、GODOX の NIKON 対応品を買えば、TT350S をリモート発光させることができるので、それもアリかも知れません。

で、それほど詳しくない GODOX製品を調べ始めたのですが、いや~、安い。
笑っちゃうくらいに安いです。
なにせマニュアル調光のみの機種 TT600 など、Amazon で八千円ですよ!

これでコマンダ機能もあるし、ハイスピードシンクロも出来るとなると、破格の安さです。

仮に品質に問題があり、すぐ壊れたとしても、この値段ならそれほど心に痛手を受けずに買い換えられます。

うむ、こりゃ良いかも。



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【清見潟公園】 NIKON Z7II / Carl Zeiss Milvus 2/50M / F4.5 AE(+2.3) / ISO400 / RAW



で、有力な候補を一つ得た後、何気なく他の商品一覧を見ていると、おや、あの Profoto にそっくりな機種があるじゃありませんか。

Profoto は値段が高く、とても手を出せるものではありませんが、あの円形ヘッドとドーム型ディフューザは光が良く回りそうで、以前興味があって調べたことがあるのです。
十万円以上するので、当然買えませんでしたが。

それとそっくりな GODOX V1。
非常にそそる面構えです。
値段も・・・まあまあかな。


が、しかし、お世辞にもマクロ撮影に使いやすいとは思えず、一旦は候補から外したのです。



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【清見潟公園】 NIKON Z6 / SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM / F8 AE(+0.7) / ISO320 / RAW



そして今、私の手の中には V1 が(笑)

今日はずっと雨だったので、時間を掛けて室内で V1 の試し撮りをしました。
で、一日使った感想ですが、これ、すっごく良いですよ。

作りも良く、非常に使いやすいです。
ドーム型ディフューザ(別売り)は、光が良く回りますし、チャージは感動するほど早いです。


ただし、近接マクロでこれを使う利点は・・・予想通り全くありません。
それどころか、普通のクリップオンの方が取り回しか楽で、携帯性にも優れているので、V1 をマクロ用途にお勧めする理由は一つもありません。


じゃあさ、最初にも書いたけど、なんで買ったのさ、私(笑)


実はですね、来月知り合いの結婚式があり、写真撮影を頼まれているのです。
でも私、結婚式の写真なんて撮ったことがないので、そんな重責は負えません。
それに、結婚式のカメラマンって、忙しくて料理を食べてる暇が無さそうですもの(笑)

なので、最初は断ったのですよ。
ところが、プロのカメラマンも雇っているので、気軽にオフショットを撮ってくれ、とのことだったので、まぁそれなら仕方が無いと引き受けたのでした。

かくなる上は、不肖いなきち、可愛い後輩のため、当日は全身全霊を掛けて写真を撮る所存であります。
しかしながら、写真の腕が若干、いや相当心配なので、ここは一つ、腕の無さをカバーするために、それ相応の機材を揃えたい。
いや、本音を言うと、見た目重視で攻めよう、と(爆)
で、円形ヘッドの V1 なら、人様から「おぉ、力入ってるね」みたいな感じに見えるかな、ははは。

それならいっそ、究極の見栄を発揮して、Profoto を買っちゃろうかとも思ったのですが、式に来ている本職のカメラマンのフラッシュが、万が一 V1だったら(いや、そんなこと絶対無いでしょうけど)、その方の顔を潰すことになるので止めました、はい。


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【清見潟公園】 NIKON Z6 / SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM / F8 AE(+1.3) / ISO320 / RAW



なんて感じで、おちゃらけ感満載の話しでしたが、実に私らしい決断に満足しております。


実はですね、V1 を買ったもう一つの理由があるのですが、それについては近い内に、写真と共にご披露するつもりです。