マクロ撮影のために考えた α7R4 のセッティングについて、フォーカス周り以外のことを書いてみます。


C1ボタン
ここには、フラッシュ撮影用に、再押しマイダイアルを割り当てました。
マイダイアルの内容は、
 前ダイアル : 絞り
 後ダイアル : シャッタ速度
 コントロールホイール : ISO感度
です。

私は、フラッシュ撮影の場合はマニュアル露出で撮影するのですが、TTL調光+調光補正を使えば、被写体の明るさは思い通りに調整できます。
そして、フラッシュ光が当たらない背景の露出は、シャッタ速度かISO感度で制御します。
シャッタ速度は、手ブレ防止のためなるべく落としたくないので、通常はISO感度を頻繁に変えながら撮影することになります。

で、コントロールホイールにISO感度を設定したマイダイアルを登録したのです。

ちなみに、コントロールホイールの機能に、ダイレクトにISO感度を設定することも考えましたが、何かの拍子でホイールが動いて、ISO感度(通常は ISO AUTO にしています)が変わってしまうのを避けるために止めました。



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【清見潟公園】 SONY α7R4 / SONY FE 24mm F1.4 GM / F4 AE(+0.7) / ISO100 / RAW



MR1(モードダイアル)
α7R4 には、あらかじめよく使う設定(露出やフォーカス関係など)を3つまで登録し、モードダイアルに割り付ける機能があります。
その1番に、フラッシュ用の設定を登録しました。

昆虫を高倍率マクロで撮る場合、フラッシュが必須です。
この場合、私は「マニュアル露出、F11、1/250、ISO800」という露出設定を基本として、状況に合わせて各値を変えながら撮影しています。

そこで、MR1 には、
 マニュアル露出、F11、1/250、ISO800
 APS-Cモード (少しでも大きく撮るため)
 電子先幕:入 (手ブレ防止とレリーズタイムラグ短縮の為)
 ライブビュー表示:切 (これをやっとかないと、ファインダが真っ暗で見えません)
と言ったところを登録しています。

まだ昆虫をフラッシュで撮る機会に恵まれていないので、使ったことは一度もないんですけどね(笑)




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【清見潟公園】 SONY α7R4 / SONY FE 135mm F1.8 GM / F2 AE(-0.7) / ISO100 / JPEG(APS-Cモード)



MR3(モードダイアル)
ここには、風などで花がほんの少し揺れる場合に備えた設定を入れています。

 マニュアル露出、1/640、ISO AUTO
 フォーカスエリア:ゾーン
 ファインダフレームレート:高速 (動きものをスムースに表示させたいため/効果不明)

私は通常時、絞り優先AE/ISO AUTO で花を撮っていますが、このままだと、被写体が動いている場合に、シャッタ速度が遅すぎる場合があります。
そのために、絞りと早めのシャッタ速度を指定して、露出は ISO AUTO に任せる、と言う設定です。



ところで、モードダイアルですが、上に付いているボタンを押し込みながら回す仕様のため、非常に回しにくいのです。
しかも、モードダイアルの MR1 ~ MR3 の位置は、通常使用している A(絞り優先AE)からはかなり離れており、一回の回転操作で「A」から「MR」まで移動させることができません。

そこで、通常は MR2 で撮っていて、MR1 および MR3 にアクセスし易くしています。

MR2(モードダイアル)

 通常使う設定



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【県立美術館】 SONY α7R4 / SONY FE 135mm F1.8 GM / F1.8 AE / ISO160 / RAW



C4ボタン(デフォルト:ゴミ箱)
ここには、撮像範囲(APS-C/フルサイズ)の切替を割り当てました。
撮影倍率を稼ぐため、APS-Cモードを多用するつもりでしたので、どこかのボタンに機能を割り当てることは早々に決めていたのです。
で、どのボタンにするかですが、私は縦グリ(これも高かった!)を付けているので、カメラを縦横どちらで構えた場合でも押せるボタンと言うことで、C4ボタンに決めました。



C3ボタン(デフォルト:画像プロテクト)
私は、ピントが合っていなかったり、構図がおかしかったり、要するに没写真は、その場で消したいタイプです。
特にα7R4 だと、ファイルサイズが巨大なので、いらない写真は家に持ち帰りたくありません。
そこで、こまめに撮影画像をチェックして、不要なものは消す、と言う事を繰り返すのですが、α7R4 のデフォルトだと、コントロールホイールの下左が表示ボタンで、その右側が削除ボタンになっています。
このボタン配置だと、複数画像のピントを確認をするためには、
 右親指で再生ボタンを押す
 右親指でAF-ONボタンを押して拡大
  →(消す場合は)右親指で削除ボタン
  →(消さない場合は)右人差し指で前ダイアルを回して次画像表示
と言った感じで、右手の指ばかり使います。

これじゃあ、左手がもったいないですな(笑)
そこで私は、左肩にあるC3ボタンに「再生」機能を割り当ててあります。

ん?
この設定をしたとしても、元々再生ボタンは一度しか押さないから、相変わらず右手ばかり使っているじゃないの?

と、思われるでしょうが、隠し技があるのです。
実は、C3ボタンを押して画像を表示させている状態で、もう一度C3ボタンを押すと、あら不思議!、削除画面が出てくるのですよ。

これ、もしかしたらバグじゃないかと思うのですが、私には非常に便利なので、このまま直さないでいて欲しいなぁ。

※訂正(2020/02/17)
バグじゃなかったです。
再生時のカスタムキー設定で、C3ボタンに「削除」がデフォルトで指定されているだけでした。




20200130-_DSC0410
【県立美術館】 SONY α7R4 / SONY FE 135mm F1.8 GM / F8 AE / ISO2000 / JPEG(APS-Cモード)



コントロールホイール右押し : ホワイトバランス
コントロールホイール下押し : DRO

このあたりは、X-H1 で慣れていた設定にしました。



ま、こんな感じです。

他にもマイメニューやマイファンクションの設定もあるのですが、書いていて面倒くさくなっちゃった(爆)ので、このへんで止めておきま~す。