本格的にマクロ撮影を行おうとすると、色々な小物が必要になります。
とりあえず撮るだけなら、カメラとマクロレンズさえあれば良いのですが、あると便利なもの、そして表現の幅が広がるという意味で、私には無くてはならない撮影小物がいくつかあるのです。

今日はちょっと趣向を変えて、日頃私が愛用している撮影小物をご紹介しましょう。



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●ディフューザ(左上)
KENKOの影取ジャンボというディフューザです。
昆虫をクリップオンフラッシュで撮るとき、虫の下や奥にできる強い影を緩和する目的で使います。

レンズとフードの境目に装着させて使用すると安定しますが、カメラ(と言うかフラッシュ)から離した方が拡散効果が強いので、私はフードの先端に付けています。
欠点としては、径が細いレンズに付けるとスカスカで安定しないことと、風の強い日には使いづらいことです。


●フィルタケース(真ん中)
たしか、KENKO製の大サイズのヤツだったと思います。
中は3つに仕切られているので、フィルタが3枚入ります。
私は真ん中のポケットにクローズアップレンズ(CANON 500D)を入れ、脇のポケットは、クローズアップレンズ装着の為に外した保護フィルタを入れるようにしています。
また、フィルタ径が違う複数レンズでクローズアップレンズを使うときのため、もう一つの脇のポケットにステップアップリングを入れています。

ちなみに私は、基本的にはレンズに保護フィルタを付けています。
クローズアップ撮影の際に、レンズ内に花粉が入るのを嫌うためですが、果たして保護フィルタ無しだと花粉が入ってしまうのかは・・・分かりません(笑)


●レンズホルダー(右)
レンズの下と手前にある赤い物体です。
Lens Packsという会社のものですが、バッグにレンズを入れる際、リアキャップの代わりに装着します。
これのどこが優れているかというと、下側がベルクロ素材になっているため、カメラバッグの底に固定できるのです。
そして、レンズを少し捻るだけで外れるので、レンズ交換が素早く行えるのです。

ただし、装着する部分の素材がパイル地でないと、当然ながら付きません。
私が愛用しているバッグ(DOMKE)の中でも、F-2には内面がパイル素材のクッションボックスがあるので装着できますが、F-3の内面はナイロン製なので装着できません。


●LEDフラッシュライト(下)
私が持っているのは、250ルーメンの小型タイプです。
以前は200ルーメンのタイプを使っていましたが、少しでも明るい方が良いので、最近買い換えたものです。
薄暗い木立や薮の中で虫を探すときに便利ですが、もっぱら下の写真のようにレンズフードにベルクロバンドで留めて、補助光として使っています。


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この写真は、ライトの先端の太くなっている部分とフードが干渉し、少し下方向を照らす向きになっていますが、実際はもっと先端を出した位置で固定し、ライトのお尻とフードの間に折ったティッシュをかまして、光が真っ直ぐ進むようにしています。

ベルクロバンドは自転車に乗るときの裾留め用ですが、一つだと安定しないので二つ巻いています。
基本的には写真のように、一番安定するフードの下側にライトを付けています。
ただし私は、高倍率撮影では、レンズフードの先端に指を掛けて(フードの先端に指の第一関節を当て、指の先端をフード内に折り込む)レンズを支えるようにしているため、その場合はフードの横にライトを持ってきます。

ちなみに、このようなレンズ保持の仕方だと、レンズの焦点距離やフードの長さや形状によって、指が映り込むことがあるので注意が必要です。(FUJIの80mmマクロの場合は、指の写り込みはありません)

本当はもっと明るいライトが良いのですが、フードに付けられる大きさ・重さであること、防水で汎用電池(単四または単三)が使えること、などを考えて機種を選びました。


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薄曇りの木陰だと、250ルーメンでこんな感じです。
レンズ先端からライトが当たっている位置までは、約30cmでしょうか。
これ以上離れると、徐々に効果がなくなります。

ライトにはズーム機能が付いているので、最大指向性位置から少し拡散側にセットしてあります。
この写真の場合、恐らく2段程度、露出が稼げるので、カブトムシやセミなどを撮る場合、非常に有効です。
また、軽いレンズを使う場合は、左手でライトを持って左上から光を当てると、より自然な描写が得られます。

注意事項としては、250ルーメンともなるとかなりの明るさなので、至近距離からまともにライトを見ると目が眩み、しばらくまともに目が開けられない程です。
使った後に場所を移動する際には、こまめにスイッチを切り、人様を傷つけないような配慮が必要です。



続いては、身につけるものを。


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●ウェーダー(右)
沢に入るときのための、ちょっと長い長靴です。
膝下まで隠れるのが便利です。
本当は、オーバーオールタイプが欲しいのですが、あれ、かなり暑くて蒸れますし、太ってしまった今となっては、適合するサイズが日本では手に入らないのです(爆)
仮にサイズが合ったとしても、調子に乗って万が一、川の深いところで転んでしまい、ウェーダーの中へ水が入ってしまった場合、その防水性能が仇となり、入った水が外へ出ずに身動きが取れなくなり、下手すると溺れる可能性があります。
そのため、ライフジャケットを着るのですが、これまたサイズが無いのです(笑)
と言う訳で仕方なく、ブーツタイプを使っているのです。

ちなみに、赤いのはズボンの裾縛り用のベルクロテープです。
赤い理由は、着替えの時に無くさないよう、目立つ色にしているからです。
ええ、もう過去に何本も黒色を無くしましたから・・・


●膝当て(左)
これを付けていると、膝を付いても痛くないので、フィールドのマクロ撮影では必須品です。
片膝を付けるだけなら、もう片方の脚に体重が分散されるので、膝に掛かる圧力も少なく、膝当てはそれほど必要とは思いません。
しかし、片膝をついただけだと、安定性への寄与は少ないため、できれば両膝を付きたい。
ところが、両膝を付けて前のめりの姿勢を取ると、膝への負担が増え、特に下が砂利などの場合、あまりの痛さに飛び上がります。
その点、この膝当てがあれば、傷みを全く感じること無く、撮影に集中できます。
こんなに便利な品ですが、今まで野山のマクロ撮影で、膝当てを付けている人を見たことが無いのが、私には不思議でなりません。

私愛用の膝当ては、HATCHと言うメーカーのもの。
どうやら、サバイバルゲーム用らしいのですが、とてもフィット感に優れているため、もうずっと使っています。
使っていると強化プラ?の表面がざらざらになり、見栄えが悪くなるので定期的に買い換えていますが、モノ自体はしっかりしているので、見栄を張らなければそのまま使い続けられると思います。



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●カメラマンヴェスト
実は私、カメラマンヴェストほど格好悪いものは無いと思っています。
いかにも「カメラに入れ込んでいるのだゾ」ってところが、非常にカッコ悪ぅ~、だと思うのです。
それじゃあ持っていないのかと言えば、過去何枚も手に入れてきました。

何故かと言うと、夏に限っては、これが無いと困るからです。

夏はTシャツ一枚で撮影に出ることが多いため、ポケットの数が足りないのです。
また、上に述べたように、マクロ撮影ではこまごました物が多いため、カメラバッグへの収まりが悪く、ポケットが沢山あるヴェストがベストなんですね。

例えば、
・電子タバコ(本体+カートリッジ)
・スマホ
・LEDライト
・ミニ三脚(フラッシュ用)
・レンズフロントキャップ
・フラッシュのリモート発光コマンダ
・小型グレーカード
・エクステンションチューブ
・予備電池(カメラ本体、単三、単四)
・フェイスタオル
・飲料水
・・・・・

こんなものを全部バッグに入れるとなると、いくら仕切りがあっても足りません。
で、仕方なく夏だけヴェストを着ているのです。
格好悪いけれど、便利この上ないもので、欠かせない物の一つではあります。

ちなみに、カメラメーカ純正やブランド品は高いので、釣り用かサバゲー用を買った方が全然安いです。


●ハット
これも夏限定。
帽子があるのと無いのでは、帰った後の疲れ方が全く違います。
それに、山などの、と言ってもそんなに深くは入りませんが、人がいない場所で熱中症にでもなったら、色々な人に迷惑を掛けることになるので、自衛のため帽子は必須だと思います。

私が愛用しているのは、ツバが柔らかいブーニーハットやアドベンチャーハット。
ただ、私は頭回りが64cmもあるので、日本製にはサイズが合うものがなかなか見つかりません。
そこで、アメリカのROTHCO社製の物を愛用しています。

暑さのため中が蒸れやすい夏に帽子を使っていると、たとえ頻繁に洗濯したとしても、しばらくすると臭いが落ちなくなります。
そんな時は、鍋に湯を沸かし、5分から10分程度帽子を煮沸すると、綺麗さっぱり臭いが落ちます。
もちろん、生地は傷むでしょうから、私にとって帽子は消耗品です。
だいたい2個を同時に買って交互に使い、2年ごとに買い換える、って感じです。

ちなみに、Tシャツや短パンもROTHCO製を愛用しています。
安くて丈夫、カラーや柄もミリタリー迷彩を中心に豊富なので、とてもお勧めですよ~!