昨日に引き続き、オリの30mmマクロで撮った河津桜をご覧頂きます。

昨日のエントリでも述べましたが、30mmレンズだと背景がウザい感じになることがままあります。
単一の背景ならよろしいのですが、木の幹や花柄など、様々な色やトーン、陰陽などがあったりすると、ボケ量の少なさ故に背景整理ができず、主題の桜の花が目立たなくなるんです。

じゃあどうする、と。

私の場合、絞りを開けてプラスの露出補正を掛け、さらに現像時に明るく補正し、コントラストを下げ、なおかつシャドーを思いっきり上げることをしています。
ソフト処理ができる現像ソフトなら、輪郭をぼかしてさらに柔らかくすることもできます。


たとえば次の画像。


P3040110-3
【長崎】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 Macro / F3.5・1/500 / ISO200 / RAW



普通に現像するとこんな感じでしょうか。
これでも、やや柔らかめだと思いますが、さらに明るく、柔らかく調整すると、次の画像のようになります。



P3040110-2



背景のシャドー部が明るくなり、全体的に淡いイメージが強まりました。
でも、人によってはこれでもまだ背景がウザいと感じるかも知れません。

そんな時にお勧めなのが、フィルタ処理の元祖とも言えるオリンパスのアートフィルタ。
これを使えば、お手軽に桜のイメージに合った写真が撮れます。



P3040110



使ったアートフィルタは、「ファンタジックフォーカス」。
なかなか素敵な描写だと思いますよ~。

では、「ファンタジックフォーカス」で撮った河津桜を。
同時に「スターライト効果」も適用してあります。



P3040084
【長崎】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 Macro / F6.3・1/200 / ISO200 / JPEG(ファンタジックフォーカス+スターライト効果)



P3040103
【長崎】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 Macro / F4.5・1/160 / ISO200 / JPEG(ファンタジックフォーカス+スターライト効果)



P3040090
【長崎】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 Macro / F3.5・1/500 / ISO200 / JPEG(ファンタジックフォーカス+スターライト効果)



P3040102
【長崎】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 Macro / F4・1/500 / ISO200 / JPEG(ファンタジックフォーカス+スターライト効果)



P3040113
【長崎】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 Macro / F4.5・1/800 / ISO200 / JPEG(ファンタジックフォーカス+スターライト効果)


「桜」と言うイメージには、このフィルタが一番合っているようです。
スターライト効果は、ちょっとやり過ぎだったかも知れませんが(笑)