本当は、S3 Pro に続いて、X-T1 で撮った秋バラを上げるつもりでしたが、ちょっとバラに飽きちゃいました(笑)
ここは一つ目先を変えて、オリのサンヨンで撮った写真を例に、レンズの感想などご覧頂きましょうか。


私がこのレンズを購入したのは、今年の八月中旬。
ニコンを止めて(実はD80やシグマ150マクロなどをまだ持ってたりして、爆)オリンパスを導入した時、同時に手に入れました。
当初は、購入する気はさらさらありませんでした。
だって、高いんだもの(笑)
仮にお金があったとしても、何を撮るかと言われれば、チョウなどの昆虫でしょうし、そうなると既に購入を決めていた 40-150mm の方が稼働が高そうです。

でも買っちゃった。
これもひとえに、フォトンさんが悪い!(笑)
あんな素晴らしいお写真を見せられては、欲しくなっちゃいますものね~。



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【鶴舞公園】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 + MC-14 / F8・1/400 / ISO200 / RAW


↑の等倍拡大

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で、買ってまずビックリしたのが、解像度の高さ。
フォトンさんのお写真を拝見していたので、そうと分かってはいたものの、やはりブログの圧縮された画像で見るより数段上の写りを目の当たりにして、本当に驚きました。

しかも上の写真、テレコンを付けているんですよ。
これはもう、神レンズじゃなくて「鬼レンズ」じゃないかと思います。




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【鶴舞公園】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 + MC-14 / F6.3・1/500 / ISO200 / RAW


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【麻機】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 + MC-14 / F8・1/400 / ISO200 / RAW



と言うことで、まずは「買って正解、大満足」なのですが、当初の予想が外れたことがあるのです。
それは、ズバリ、運用の難しさ、です。

私がブログに載っける写真は、もちろん人様にご覧頂くことを考えてセレクトしています。
皆さんからご覧になれば、屁でも無い写真でしょうが、まぁ、とりあえずは自己満足に浸れた写真を上げているのです。
ところが、このレンズで撮った場合、とてもブログに上げられない写真を量産するのです。

ええ、微妙にシャープじゃなかったり、ピントが合っていなかったりする写真が多いのです。



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【山原】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 + MC-14 / F5.6・1/320 / ISO1000 / RAW


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【山原】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 + MC-14 / F8・1/400 / ISO640 / RAW


ご存じの方も多いと思いますが、このレンズをE-M1に付けた場合、手ブレ補正が6段分も効くそうです。
ですので、この数字だけ見ていた私は、アホみたいに楽勝に撮れると思っていたのですが、そんなことは全然なかったのです。
どんなに気を付けて撮っても、ジャスピン写真を得るのはそんなに簡単ではありません。
条件にもよりますが、私の場合、1シーンあたり少なくとも5枚は撮っておきたいですね。
3枚だと、ちょっと不安なんですよ。

それに、超望遠域なので、ピントを当てたい所へAFフレームを持って行くのが難しいのです。
特にテレコンを付けて、さらにAFフレームがスモールターゲットだと、非常にやっかいです。
かと言って、通常の大きさのAFフレームだと、鳥などの目にピントを狙うにはピンズレの可能性があり、少々不安です。



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【麻機】 OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 + MC-14 / F5.6・1/500 / ISO200 / RAW



まぁ、色々と撮りにくさが満載なレンズですが、やはり決まった時の写りは、大げさでなく驚愕する写りには違いないので、大いに気に入っています。

ちなみに、テレコン付けてトンボの飛翔を狙ったことがありますが、ホバすらまともに撮ることは出来ませんでした。
どうやってもファインダに被写体を捉えることができなかったのです。
尾園さんのブログを拝見すると、しょっちゅうサンヨンで撮った飛翔写真を載せられていますが、私には到底真似できません。
って、トッププロの方を相手に、言うまでも無いことでありました(爆)

それでもちょっと悔しいから、来シーズンは照準器を付けて挑戦しようと思ってま~す(笑)
照準器・・・昆虫では無理かなぁ?
距離を決めとけば・・・何とか・・・