またまた更新間隔が開いてしまいました。
が、今回は理由有り、です。
仕事が忙しいこの時期に母の具合が悪くなり、仕事と看病に撲殺されておりました。

お陰様で母の容態も回復したようで、やれやれと一安心したところです。
頂いたコメントへの返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。


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【長崎】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


私の母は88歳。
今まで脳梗塞などの病気をしてきましたが、いや~、戦争を経験した人は強いですね。
幾度となく危機を乗り越え、大ざっぱに言えば元気なんですが、やはり加齢のせいか、最近はちょっとしたことで弱気になるようです。


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【長崎】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


まぁ、母のことも悩みと言えば悩みですが、今後の撮影機材をどうするか、その方向性が決まらないのも悩みです。
その中で一番の問題は、Xシステムをどうするか、と言うことです。


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【長崎】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


と言っても、Xシステムが出す写真には、概ね満足しています。
まぁ、白飛びし易い画作りには疑問を感じていますが、出てくるJPEGの色合い、優秀なレンズで撮った時の立体感、細やかなグラデーションなど、捨てがたいものがあります。

ところが、私の好きなマクロ撮影では、決して使いやすいカメラではありません。
このことについては、散々旧ブログで述べてきたのでここでは割愛しますが、少なくともX-T1での昆虫撮影は、かなり困難なのです。
相手が花だと、う~ん・・・無風状態で、なおかつ撮影姿勢に余裕があれば、まあ大丈夫です。それでも、AFが当てにならない(ピントがより後の輪郭に合うのが標準仕様のようです、笑)ので、ジャスピンを得たければ、1カットで10回近くもシャッタを押すことになりますが。。。

事実、X-T1を使って昆虫を撮っているプロは、私の知っている限り、一人もいませんね。
ちなみにOLYMPUSは、名だたるプロがこぞって使っています。


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【楠】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


はっきりしたことは分かりませんが、どうもOLYMPUSのOM-Dシリーズの方が、使い勝手やAF性能は上なんじゃないでしょうか。
あちらは撮影倍率が高いし、超優秀なボディー内手ブレ補正がありますから、マクロにはもってこいのシステムですよね。

私のように、花や昆虫を撮ることが多い場合は、XシリーズよりOM-Dシリーズの方が合っていると思います。
と言うことで、Xシステム一式を売り払って、OLYMPUSへ出戻り、ってことを考えてはいるのですが、なかなか踏ん切りが付かないのです。

まぁ、昆虫がどれだけ撮りやすいかと言えば、X-T1より撮りやすいと断言はできるものの、OVF機に比べれば、目くそ鼻くそかも知れません。
それじゃあ私はNIKONを持っているから、マクロはNIKON機に任せる・・・か。


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【楠】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


でもねぇ、やはりこの画質は捨てがたいのですよ。
どうしてもこの色合いで花を撮りたい。
たとえ本当の花の色ではなかったとしても、ね(笑)


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【楠】 FUJIFILM X-T1 / XF 60mm F2.4 R MACRO / JPEG(VELVIA)


素晴らしいのは色合いだけでなく、透明感と立体感を両方感じるこの写りにも、う~んと唸ってしまいます。

ケイトウの写真は、今まで色々なカメラとレンズで何百枚も撮ってきましたが、大きく立体的な花穂のせいで、大変撮るのが難しい花なのです。
X-T1なら、それが比較的簡単に撮れてしまうのです。

やはり、Xシステムを手放すことは、どうしてもできないのであります。